「24 -TWENTY FOUR-」とはアメリカのFOXが放送している連続ドラマ。日本ではフジテレビが放送している。CTUロサンゼルス支局の捜査官ジャック・バウアーの活躍とその家族や同僚をえがく。主演は、キーファー・サザーランド。
「24」のアイキャッチは、デジタル表示板が点滅して「24」になるもの。このデジタル表示は、いろんなところでパロディにされている。だが、このデジタル表示を、生身の人間がやっている例は、モーニング娘の「シャニムニ パラダイス」くらいのものだろう。これをやるときに大切なのは、無表情で機械的であることだ。

しかし、なぜ「シャニムニ パラダイス」のダンスが「24 -TWENTY FOUR-」風なのか?
ヒントは、「デジタル表示ダンス」の直後のフリにある。手で両目をかたどるのである。
「24 -TWENTY FOUR-」と両目、つまりこれは「二十四の瞳」なのである。

「二十四の瞳」とは、壺井栄の代表的な小説で、瀬戸内海の小豆島の分教場の先生と12人の生徒の交流をえがいている。
新任の教師、大石久子は、子供たちの落とし穴にはまって足を怪我してしまう。しばらく学校を休んでいると、生徒たちは先生に会いたくなってくる。でも、先生の家は二里先の一本松に住んでいるのだ。子供の足ではどのくらいかかるか、見当も付かない。それでもみんなで、先生の家を目指すが、疲れたり、草履が切れたり、心細くなったり、くじけそうになる。歩き出して、引き返せなくなったので、遮二無二先生の家を目指す。

>ずっとずっとしたかった夢がある
それは、先生のところに行くこと。

>真実なら 一つ
その場所は、一本松。

>大好きなことなら続くでしょ?
遠くて行けない?大好きな先生のとこに行くなら続くでしょ

遮二無二(しゃにむに)LET'S GO! パラダイス
>もうみんな無理、と思いながら、シャニムニ目指す。

途中コーラスで歌詞とは別に「♪トゥトゥトゥワトゥワ トゥー フォー パラダー」歌ってるともある。また、ダンスは、「デジタル表示ダンス」以外は、ひたすら一本松を目指して歩く様子がフリになっている。
歌詞中の「泣き味噌でも いいじゃん」というのに対し、「『泣き味噌』ってなんだよw」みたいなコメントつけていた人もいたようだが、この主人公の「大石久子先生」のあだ名こそ「泣きみそ先生」のなのである。作詞者に無知を笑われているのは、ヲタのほうだったのである。

「24 -TWENTY FOUR-」シーズン7 予告

「シャニムニ パラダイス」亀井絵里ソロ (35秒あたりから注目)